睡眠中の脈拍を見守る臨床研究「Heart Study AW」

内科

「Heart Study AW」とは

こんにちは。
健康アプリを紹介する「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」です。

本日からしばらく大学発の健康アプリを紹介していきたいと思います。
と言いますのも、以前「ヘルスケアアプリ」の時に少し触れましたが、iPhoneやApple Watchは生体のデータを取得するのにとても相性が良く、歩数や睡眠など様々なヘルスケアデータを蓄積していくことが可能です。
アップルが提供しているResarchKitという開発用プラットフォームを用いることで、今後さまざまな臨床研究がなされ、ますます病気の予防や治療に役立てられていくことになります。
このブログが少しでも医学の発展に寄与できればとの思いから、しばらくは現在進んでいるResarchKitを用いた臨床研究用のアプリケーションを紹介していきます。

慶應義塾大学発、心拍計測アプリ

Apple Watchを使って睡眠中の心拍を計測し、朝起きたときにiPhoneでアンケートに答えることで、いつ心電図を記録すればいいかを明らかにするための臨床研究用のアプリケーションです。

全国を対象とした Apple Watch ヘルスケアビッグデータの構築と、医学的な網羅的解析は、類を見ない試みとのことです。
今後、家庭でのデジタルヘルスケアと適切な医療との連携に貢献することが期待されます。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧下さい。

Apple Watchが収集する各種ヘルスケアデータ

このアプリケーションで取得するヘルスデータは以下のものとなります。

  • 心臓
    • 心拍数
    • 安静時心拍数
    • 歩行時平均心拍数
    • 心拍変動
    • 高心拍数の通知
    • 低心拍数の通知
    • 心電図
    • 不規則な心拍の通知
  • アクティビティ
    • スタンド時間
    • ウォーキング+ランニングの距離
    • 歩数
    • 上った回数
    • アクティブエネルギー
    • 安静時消費エネルギー
    • エクササイズ時間
    • 最大酸素摂取量
  • 睡眠
  • 歩行
    • 歩行速度
    • 階段速度:上昇
    • 階段速度:下降
    • 6分間歩行
    • 歩行両脚指示時間
    • 歩幅歩行非対称性
  • 聴覚
    • 環境音レベル
    • ノイズ通知
  • バイタル
    • 血中酸素濃度
    • 血圧
  • 症状
    • 胸の苦しさや痛み
    • 結滞(欠損)
    • 頻脈(頻拍)
    • 激しい鼓動
    • または不安定な鼓動

Heart Study AWの主な機能(公式サイトから引用)

慶應義塾大学病院が行うApple Watchを利用した臨床研究「Apple Watch Heart Study」に参加するためのアプリケーションです。

Apple Watchをお持ちの方は是非ご参加ください。

「Apple Watch Heart Study」は、睡眠中の脈拍を見守り、いつ心電図を記録すればよいのか?を明らかにすることを目的とした、慶應義塾大学病院・慶應義塾大学医学部が行う臨床研究です。

やり方はとても簡単

国内に住んでいる日本人で20歳以上の方で本研究に同意できる方であれば参加可能です。
アプリケーションをダウンロードし、7回記録出来る人であればやってみましょう。

やることは3つだけ。

  1. iPhoneで睡眠のスケジュールをセットし、Apple Watchを装着して寝る
  2. 翌朝アンケートに答える
  3. 日中、動悸を感じたら記録する

簡単でしょ。
たったこれだけです。
起きた時に答えるアンケートもとっても簡単です。

  • 熟眠度
  • 夜間起床回数
  • 夜間動悸回数
  • 昨晩の飲酒
  • 朝の体調

これを7回(連続しなくてもよい)答えるだけで、臨床研究に参加することが出来ます。
研究の成果として、睡眠中の脈拍の見守りを実現することを目標としています。

7度回答するとアンケート調査は終わりますが、睡眠時の心拍の計測とそれに対するコメントが表示される機能は調査終了後も使えますので、自分の睡眠の記録とアドバイスとして活用し続けることができます。

Apple Watch Heart Studyの目的

日本でもApple Watchで心電図が記録できるようになり、今後ますます家庭の自己健康管理が充実することが期待されます。

しかし、心電図は、一度記録をすれば安心、いつでも記録すればいい、というものではありません。

心臓に異常がある時に心電図を記録できれば、それが正常か異常か判断することができます。症状がある時に心電図を記録すれば、それが心臓に関係するものかを判断することができます。しかし、症状がない場合は、いつ記録をすればいいのかわかりません。

そこで、本臨床研究では、Apple Watchが計測する様々なヘルスケアデータとアンケートの回答結果などを用い、睡眠、飲酒、ストレスなどライフスタイルの影響を解析し、家庭で「いつ心電図を記録すればいいのか?」を明らかにすること目的としています。

■ ご協力内容

・同意:研究アプリケーションで研究内容を確認し、研究の参加に同意してください。
・就寝前:Apple Watchを装着して睡眠してください。
・起床時:アンケートに回答してください。
・日中:ドキドキしたり、脈が跳んだり、脈が速くなったりというような、動悸症状がある場合や、心臓に不快感がある時など、症状と心電図を記録してください。
・研究参加期間は7日間です。

■ ご参加いただける方

・iPhoneおよび、Apple Watchを使っている20歳以上の方
・App Store(日本)から研究アプリケーションをダウンロードできる方
・日本国民の方
・日本語を理解できる方
・Apple Watchを睡眠中7日間装着し質問票に回答できる方

■ プライバシー

本研究では、氏名、住所、生年月日、電話番号、端末識別番号は取得しませんが、ヘルスケアアプリケーション情報のほか、個人の識別につながる可能性のある情報として、イニシャルなどの研究プロフィール情報及び研究プロフィール情報の登録日時を取得します。これらの情報は第三者に漏れないように十分注意し、慎重に取り扱います。研究に係る全ての研究者等は、得られる全ての情報について、個人情報の保護に関する法律その他の法令を遵守して取り扱います。データの解析にあたっては、研究のための管理番号を付番した上で、ヘルスケアアプリケーション情報を研究プロフィール情報等と連結可能な状態で匿名化して保存し、ヘルスケアアプリケーション情報及び研究プロフィール情報等を連結できない状態にします。

本研究の結果は、学会や論文での発表を予定しています。公表する場合には、個人情報は一切公表しません。

■ 免責事項

研究アプリケーションは、もっぱら本研究のために使用されることを目的として、その使用を許諾しており、疾病の診断、健康状態の改善、その他医学的判断の目的に使用されるべきではありません。疾病や健康については必ず医師にご相談ください。研究アプリケーションの使用者が本研究のために使用する以外の目的に使用した場合に生じた結果については慶應義塾、本研究の研究者、その他の関係者は一切の責任を負いません。

■ よくあるご質問

Q 参加に費用はかかりますか?
A 研究の参加のための費用負担はありません。

Q 参加にApple Watchは必要ですか?
A watchOS 7.0以降を搭載したApple Watchが必要です。

Q 参加にiPhoneは必要ですか?
A iOS 14.0以降を搭載したiPhoneが必要です。

Q 途中で中止できますか?
A 本研究の参加に同意された後でも、いつでもご自身の意思で同意を撤回し、参加を取りやめることができます。

Appstore:3.8(16件) ※2021年6月現在
スマートフォン対応

「慶應義塾」について

キャンパス:三田、信濃町、芝共立、日吉、湘南藤沢、矢上
タウンキャンパス:新川崎、殿町、鶴岡、浦和共立、慶應大阪、慶應丸の内

塾長:伊藤 公平

創立:1858年

大学学生数:33,436人

大学専任教員数:2,737人

慶應義塾の目的

“気品の泉源、智徳の模範・・・以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり”

福澤諭吉は学問を修める過程で、「智徳」とともに「気品」を重視し、社会の先導者にふさわしい人格形成を志しました。福澤が門下生たちにその志を託した「慶應義塾の目的」と呼ばれる一文があります。

「慶應義塾は単に一所の学塾として自から甘んずるを得ず。其目的は我日本国中に於ける気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみにあらず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり」

これは慶應義塾の真に目的とするところを最も簡明に言い表した一文として知られています。

福沢諭吉の「志」と継承

“天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり”

明治初期、『学問のすゝめ』で人間の自由・平等・権利の尊さを説き、新しい時代の先導者となった福澤諭吉。その教育理念は、福澤が創立した慶應義塾に今も脈々と受け継がれています。ひとりの人間としての福澤は、儀礼的な慣習や常識などにとらわれることを嫌い、飾らず気さくで、また「独立自尊」を身をもって体現する行動的な人物でした。

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