性感染症から“あなた”と“大切な人”を守るために「STI OMOIYARI」

未分類

「STI OMOIYARI」とは

こんにちは。
健康アプリを紹介する「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」です。

性感染症とは

性感染症とは、「性的接触によって感染する病気」 と定義されております。
普通の性器の接触による性交だけではなくオーラルセックスなどでの性的な接触で感染するすべてが含まれます。
特殊な状況での感染もありますが、通常の営みの中で誰もが感染する可能性がある病気であり、誰にでも生じ得る健康問題であるといえます。

性感染症は無症状であることも多く、自覚しないあるいは症状が軽く気が付かない場合があります。
また、自覚症状があっても医療機関を受診しにくいという心理的障壁も高く、正しい治療に結びつかなかったり、感染がいつの間にか他の人へ広がってしまうという大きな問題点があります。

生殖年齢にある女性が罹患した場合には、おなかの赤ちゃんや出生した新生児への感染など、母子感染として次世代にも影響が及ぶことがあるということも性感染症の重大な注意点です。

性感染症は、正しい知識と注意深さによる予防、そしてもし罹患した場合には早期の発見と早期治療が重要です。最近、性感染症(STD: Sexually Transmitted Disease)という「病気」だけではなく、症状が出ていない「感染状態」も含め広く考えるために、性感染(STI: Sexually Transmitted Infection)という語が使われることも多くあります。

性感染症の種類

日本性感染症学会では、「性感染症 診断・治療ガイドライン」を発行していますが、2011年度版には以下の17種類の病気をあげ、それぞれの疾患の解説、診断の流れ、治療法などについて、学会として推奨する標準的な方法を示しています。

  • 梅毒
  • 淋菌感染症
  • 性器クラミジア感染症
  • 性器ヘルペス感染症
  • 尖圭コンジローマ
  • 性器伝染性軟属腫*
  • 腟トリコモナス *
  • 細菌性腟症 *
  • ケジラミ症 *
  • 性器カンジダ症 *
  • 非クラミジア性非淋菌性尿道炎 *
  • 軟性下疳 *
  • HIV感染症/エイズ
  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • 赤痢アメーバ症 **

*  感染症法、性感染症に関する特定予防指針では示されていない性感染症
** 赤痢アメーバ症は、感染症法ではアメーバ赤痢としている

近年、性感染症(STI)は増えている?

近年、梅毒をはじめとした性感染症は大変増加しております。
一例として東京都における感染報告数を下記に示します。

東京都性感染症ナビ(東京都保健福祉局)に梅毒に関する啓発動画がありましたので、こちらもご覧ください。

開発の背景

近年、国内における性感染症(STI)の蔓延が問題となっています。特に、梅毒患者は急激に増加しており、また、HIVの新規感染者については、先進国で唯一、増加に歯止めがかからない状況です。
性感染症は疾患の性質上、受診をためらう患者も少なくなく、それが病状の進行や感染者の拡大に繋がっています。また、A型肝炎・B型肝炎・尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス感染症)などの性感染症はワクチンで予防可能であるにも関わらず、ワクチンの認知度は低く、予防に役立っているとは言えない状況です。
そこで、今回の性感染症セルフチェックアプリ「STI OMOIYARI」では、性感染症の受診促進や予防とともに、より多くの性感染症に罹患された方からデータを回収し調査を行うことで、今後の予防法や治療法向上へつなげることを目的としています。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

STI OMOIYARIの主な機能(公式サイトから引用)

「STI OMOIYARI」は、順天堂大学医学部総合診療科学講座による医学研究アプリです。

性感染症の蔓延を防ぐため、性感染症にかかるリスクと予防行動を提供し、性感染症から“あなた”と“大切な人”を守ることを目的にした、本アプリは性感染症(Sexually Transmitted Infections:STI)研究のための、匿名で性感染症(STI)セルフチェックが行えます。

近年、性感染症(STI)の蔓延が問題となっており、特に、梅毒患者は急激に増加しています。また、先進国で唯一、HIVの新規感染者の増加に歯止めがかからない状況です。

STI OMOIYARIの目的

性感染症(STI)は疾患の性質上、受診をためらう方も少なく、病状の進行・感染者の拡大に繋がっています。A型肝炎・B型肝炎・尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス感染症)などの性感染症はワクチンで予防可能であるにも関わらず、ワクチンの認知度は低く、予防に役立っているとは言えない状況です。

このような背景から、本アプリを利用することにより、性感染症(STI)に対する検査の受診やワクチン接種などへの有用な行動変化の調査や、性感染症予防の理解の促進、今まで不明瞭であった性感染症罹患者数の推測や性感染症ワクチンの有効性、性感染症罹患リスクを評価したいと考え、本アプリを計画しました。

STI OMOIYARIにできることor使い方

  • セルフチェックから罹患している可能性のある性感染症(STI)を予測することができます。
  • アプリ内のカレンダーで検査、ワクチン接種の機会を逃すことのないよう管理ができます。
  • 性感染症(STI)に対する理解や予防のために、いつでもわかりやすく学習できる教材を掲載。
  • 郵便番号から近くの検査機関を調べられます
プライバシーと安全性について

収集されたデータは、個人の特定に結びつく情報を一切持たないため、万が一漏洩しても個人の権利や財産の損害に結びつくことはありません。研究への参加は自由意思によるものですので、いつでも研究への参加を中止することができます。研究の協力にあたり、利害および費用の負担は一切発生しません。また、本研究は問診を中心とした疫学的観察研究であり、何らかの身体負荷がかかる介入は一切ないため安全です。

データの扱いについて

ご協力によって得られた研究成果、および収集されたデータは、性感染症(STI)の早期発見、診断、治療の研究に役立てるため、学会発表や学術雑誌などに公表されることがあります。 また、この研究のために集めたデータを別の研究または開発に利用する場合があります(今はまだ計画・予想されていないものの、将来、非常に重要な検討が必要となるような場合)。研究から生じる知的財産権は、順天堂大学に帰属します。

Appstore:4.6(7件) ※2021年6月現在
スマートフォン対応

「順天堂大学総合診療科」について

順天堂大学についてはこちら、第53回で紹介させて頂いた「ロコモニタープラス」で詳しく記載しておりますのでご覧ください。
今回は、総合診療科についてご紹介させて頂きます。

順天堂は医育機関を併設した西洋医学の医療機関として、1838年(天保9年)に設立されました。
以来約180年に及ぶ、日本で最も長い歴史と伝統を誇ります。当院の総合診療科はプライマリケア、感染症から予防医学まで幅広い領域をカバーし、日々の診療にあたっています。
近年の医学、医療の進歩、変遷にともない、大学病院は高度医療の推進が求められ、必然的に専門別診療体制へ進む傾向にあります。
しかし、一方において人口の高齢化などさまざまな社会的要因も反映して、疾病は多様化し、複雑化しています。
従って、患者さんの多様なニーズに適切に対応する内科を中心とした総合的な臨床能力が重要となっています。
その上で全人的医療や包括的医療を心掛ける部門が大学病院にも必要であり、このような医療を目指すことを理念に掲げ、当院の総合診療科は活躍しています。

研究責任者

順天堂大学医学部総合診療科学講座・教授 内藤 俊夫

研究分担者

順天堂大学医学部総合診療科学講座・准教授 藤林 和俊
順天堂大学医学部総合診療科学講座・准教授 鈴木 麻衣
順天堂大学医学部総合診療科学講座・准教授 齋田 瑞恵
順天堂大学医学部総合診療科学講座・准教授 森 博威
順天堂大学医学部総合診療科学講座・助教  宮上 泰樹
順天堂大学医学部総合診療科学講座 研究補助員 福島 真一

個人情報管理者

順天堂大学医学部総合診療科学講座・先任准教授 横川 博英

アプリ開発

コメント

タイトルとURLをコピーしました