発達障害の特性を簡易チェック「発達障害簡易チェッカー」

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こどもの病気

「発達障害簡易チェッカー」とは

こんにちは。
健康アプリを紹介する「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」です。

今回と次回は発達障害についてのデジタルヘルスのアプリケーションについてご紹介させて頂きます。厚

まずは発達障害について学びたいと思います。厚生労働省のWebサイト「知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス」によると発達障害は以下の通りです。

発達障害とは、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。
発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。

これらは生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しており、同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。

それでは、発達障害の中でも本アプリケーションの対象でもある自閉スペクトラム症について見てみましょう。

自閉スペクトラム症について

コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。
また、特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。また、感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。

自閉スペクトラム症のサイン、症状

目を合わせない、指さしをしない、微笑みかえさない、あとおいがみられない、ほかの子どもに関心をしめさない、言葉の発達が遅い、こだわりが強いといった様子がみられます。
保育所や幼稚園に入り、一人遊びが多く集団活動が苦手なことや、かんしゃくを起こすことが多いことで気づかれることもあります。

言葉を話し始めた時期は遅くなくても、自分の興味のあることばかりを話し、相互的に言葉をやりとりすることが難しい場合もあります。
また、電車、ミニカーやビデオなど、自分の興味のあることには、毎日何時間でも熱中することがあります。初めてのことや決まっていたことが変更されることは苦手で、環境になじむのに時間がかかったり、偏食が強かったりすることもあります。

思春期や青年期になると、微妙な対人スキルを求められることも増えますし、学習課題においても多様な能力を総合的に求められる機会が増えます。
就職してから仕事が臨機応変にこなせないことや対人関係などに悩み、家庭生活や子育ての悩みを抱え、病院を訪れる人もいます。
不安やうつなどの精神的不調を伴うこともあります。また。成人期になってから日常生活、家庭、職場などで困難を抱え、精神的な不調を伴い支援を必要とすることもあります。

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Photo by RODNAE Productions on Pexels.com

自閉スペクトラム症の治療や支援について

幼児期には、個別や小さな集団での療育を受けることによって、対人スキルの発達を促し、適応力を伸ばすことが期待されます。
視覚的な手がかりを使ったり、先の見通しを持ちやすく提示したりすることで、子どもは安心して過ごしやすくなり、情緒的にも安定してきます。
そのなかで基本的な日常生活のスキルや言葉や言葉以外の手段を通したコミュニケーションのスキルを獲得していきます。

自閉スペクトラム症の子育てには様々な工夫が必要ですが、支援者や医療関係者などの専門家とともに、子どもの歩みを養育者とともに見守り、考えていきます。
自閉スペクトラム症を治癒する薬はありません。
睡眠や行動の問題が著しい場合や、てんかんや精神的な不調に対して、薬物療法を併用する場合もあります。
精神的な不調が現れるまえにストレス要因や生活上の変化がなかったかなどを確認し、環境調整を試みることも大切です。

幼児期から成人期を通して、身近にいる親や配偶者が本人の特性を理解していることがとても重要です。
また、学校の先生や職場の同僚などの理解も大切です。
人は誰しもひとりで生きていません。自閉スペクトラム症の当事者にとっても支えの輪があることが大切なのです。
成人を対象とした対人技能訓練やデイケアなどのリハビリテーションを行っている施設もあります。また、都道府県や政令指定都市ごとに発達障害者支援センターが設置されており、自閉スペクトラム症の当事者を対象にしたグループ活動を提供したり、生活自立・就労等の相談に応じたりしています。

行動特性が気になりはじめたら、こだわりがあるのが気になりはじめた時に簡易チェックをやってみましょう!

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Photo by Khôi Châu on Pexels.com

自閉症体験VR™ NHKニュース動画

ちなみに、4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」とのことです。

本アプリケーションを運営されている一般社団法人発達障害支援アドバイザー協会が提供しているサービスとして、本人視点での今後の理解を進めるために自閉症体験VRを協会にて開発し、体験会を主催されている模様です。
教職員をはじめ、保護者の方や関係者等の方々にも広く理解をしていただくためにも文部科学省をはじめ厚生労働省へも働きかけをできればと積極的に取り組まれております。

発達障害簡易チェッカーの主な機能(公式サイトから引用)

「発達障害簡易チェッカー」は一般社団法人発達障害支援アドバイザー協会が監修する発達障害の特性があるかを自分で簡易チェックできるアプリです。

発達障害といってもさまざまな種類・症状がありますが、本アプリでは特に自閉症スペクトラムに焦点をあて、症状をお持ちの方を支援する際にヒントとなるビデオも用意しています。

発達障害なのかな、と疑問を持った方の相談に乗ってくれる認定講師リスト等も掲載しています。

◆このアプリの特徴

・社会性、コミュニケーション能力、想像力、感覚のカテゴリに分けられた行動チェックシートに回答することで、発達障害の特性があるかを簡易チェックできます。
・発達障害かどうかの相談ができる認定講師リストも掲載しています。
・発達障害をお持ちの方を支援する際のヒントとなるビデオを視聴できます(有料)。

「発達診断チェッカー」は発達障害についての気づき、理解、適切なサポートを支援するアプリです。

Appstore:4.1(48件) ※2021年6月現在
スマートフォン、タブレット対応

「一般社団法人発達障害支援アドバイザー協会」について

所在地:福岡市博多区

代表理事:白石 浩一

設立:2017年2月1日

活動内容:

発達障害支援アドバイザー研修
障害福祉推進事業
自閉症体験VR
社会貢献活動
合理的配慮研修
リスクマネジメント研修

協会理念

心と心を繋ぎ、成長を支援します

発達障害者(児)の自立心を育み、本人や関わる人々の「生きづらさ」を解消することで、自信と意欲を持って生活できるよう支援します

コメント

  1. […] プリケーションをひたすら紹介するブログ」です。本日は前回紹介させて頂いた「発達障害簡易チェッカー」に引き続いての発達障害に関するデジタルヘルスのアプリケーションとなりま […]

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