子どもの症状や病名を教えてくれる「教えてドクター」

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こどもの病気

「教えてドクター」とは

こんにちは。
無料(一部有料)のiPhone、Android対応ヘルスケアアプリを紹介する「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」です。

今回はとても面白い取り組みをされている佐久医師会のヘルスケアアプリを紹介させて頂きます。

地域医療でとても有名な佐久医師会ですが、佐久市は平均寿命が全国1位(男性:81.75歳 2位、女性:87.67歳 1位)の長野県の中でも有数の長寿率を誇っております。
地域の医療機関と市民が手を取り合って「自分たちの健康は、自分たちで守る」という精神でピンピンコロリと、死ぬまで生き生きと暮らせる町を目指して地域に根ざした医療活動がすすめられてきたようです。

情報の発信も積極的で、公式Facebookページの他、Twitterでの発信も熱心に更新されてますね。

佐久市は、浅間山連峰、秩父山地、八ヶ岳連峰に周囲をぐるりと囲まれおり、東京から北陸新幹線で約75分、車で約2時間と、都心からのアクセスのよさと豊かな自然で、コロナ禍にあってリモートワークが注目される中、移住を考える人も増えてきており、とても注目されているエリアです。

人口は10万人ほどですが、人口1人あたりの病院数・医師・医療従事者が多く、医療環境に恵まれており、そして子育て世代をサポートする体制も充実している医療充実度がとても高い地区です。

2015年、佐久市は子育て力向上事業の一環として佐久医師会に「教えてドクター!プロジェクト」を委託し、佐久総合病院小児科が中心となって実施しました。

子どもの病気とホームケア、病院受診の目安などをまとめた冊子を作成し、同年12月から市内の保育園34か所を、開業小児科の先生方と協力しながら出前講座を行いました。
さらに、その内容を元に無料アプリを作成し、2016年3月に公開しましたのが本日紹介させていただくデジタルヘルスのアプリケーションです。

「夜間などに子どもが体調を崩したときに、救急車を呼ぶべきかを判断するためのコンテンツや、実際に救急車を呼んだり、子育て支援センターなどに電話をかける機能があるアプリや子どもの病気や病院受診の目安をまとめた冊子などを作成されております。

それでは佐久医師会のヘルスケアアプリ「教えてドクター」を見ていきましょう!

教えてドクターの主な機能(公式サイトから引用

子どもの症状や病名から病院受診のタイミングなどを教えてくれる便利なアプリです。予防接種スケジューラーも搭載しています。長野県佐久医師会が中心となって作成しました。小児救急医療に関わる方の、受診者向け啓発ツールとしてもご利用ください。

本アプリの記載内容は、佐久医師会監修の冊子「教えて!ドクター 子どもの病気とおうちケア」(https://oshiete-dr.net/pdf/home_care2021.pdf)に基づいて掲載されております。

【主な機能】

  • 咳や発熱など、症状を選択すると、救急受診の目安(すぐに救急車か、自家用車か、翌日以降でよいか)を表示
  • よくある病気やケガのホームケアを説明
  • 生年月日を入力すると接種ワクチンのスケジュールを月別に表示
  • 症状から受診する科をご案内
  • 生後1か月までによくある質問、夜泣きなど子育てに役立つコラムも。
  • 子育て相談窓口一覧(佐久地域)あり、直接電話が掛けられます。
  • 医療機関検索、託児所検索などお役立ちリンクも充実
  • こどもの防災関連情報もバッチリ収録。

【こんな方におススメ】

  • 子育てに奮闘中のパパ、ママ
  • 妊娠された方、出産間近の妊婦さん
  • 母子手帳をもらったり、出生届を出した時に
  • 小児に関わる全ての医療関係者(患者向け啓発ツールとして)

【こんなアプリ】

  • 長野県佐久市の「子どもの病気とおうちケア」マニュアルのアプリ版!
  • 小児科医が全面的に制作・監修しており、安心してお使いいただけます。
  • お子さんの急な病気やケガで困ったときの心強い味方です。
  • 何種類もあるワクチン接種の備忘録としても活用できます。

Appstore:4.4(112件) ※2021年10月現在
スマートフォン、PC対応

佐久医師会について

法人名:一般社団法人佐久医師会

会長:堤 雅史

所在地:長野県佐久市

教えて!ドクタープロジェクトとは

ここ10年、育児を取り巻く環境は大きく変化しました。
全国の未就学児を持つ母親へのアンケート調査(2014年 三菱東京UFJコンサルティング)によれば、子育ての悩みを相談できる母親の割合は74%から44%へ、子供を預けられる人がいる割合は57%から28%へ激減し、逆に子供を通して関わる人がいない母親の割合は1.6%から11%に増えています。
核家族化が進み、また祖父母の多くは仕事を続けています。身近に育児を手伝ってくれる人を見つけるのは難しくなり、子育て不安の軽減は喫緊の課題です。

2015年、佐久市は子育て力向上事業の一環として佐久医師会に「教えてドクター!プロジェクト」を委託し、佐久総合病院小児科が中心となって実施しました。
子どもの病気とホームケア、病院受診の目安などをまとめた冊子を作成し、同年12月から市内の保育園34か所を、開業小児科の先生方と協力しながら出前講座を行いました。さらに、その内容を元に無料アプリを作成し、2016年3月に公開しました。
このアプリはiPhone、Androidのスマートフォン双方で無料でダウンロードでき、受診のタイミングなどを、症状ごとにワンクリックで判断できます。地域の子育て支援情報も充実させ、生年月日を入力すれば予防接種の時期が瞬時に把握できる予防接種スケジューラなど、スマホ世代でもある子育て世代が使いやすいように工夫しました。
これらの活動をまとめたものがこのサイトです。

教えて!ドクターに込めた思い

「教えて!ドクタープロジェクト」に込めた思いは3つあります。

「小児科医は診察室を飛び出そう」
「こどもの健康を守る主役は医療者ではなく保護者」
「小児救急外来の負担を軽減する」

です。核家族化が進み、子どもが病気になったときの保護者の不安は以前より大きく、「こどもの健康を守る主役である保護者」への啓発は以前にもまして重要です。そこで「小児科医が診察室の外に飛び出し」、直接保護者に説明する保育施設出前講座を実施しました。

また「救急外来の負担軽減」についてお話しします。これまで救急医療現場では受診患者と医療スタッフの「対立構造」が時に生まれていました。不安になって保護者が時間外に救急外来を受診すると、「こんなに軽い症状なら夜ではなく日中に来て」と言われたり、逆に「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ」と言われることもあります。救急医療現場では増加する救急患者の診療に追われ、現場は疲弊しています。両者のストレスを軽減するために、お互いの認識を近づけるための「共通の言語」が必要です。今回のプロジェクトはその「共通言語」の役割を果たすことを目指しています。これらの活動を通じて保護者の皆さんが安心して子育てするための一助になればと願っています。

また、このホームページでは、障がい者居宅支援事業所・NPO法人たんと。が実施している「まほうの子育て ~誰でも使える7つの工夫~」プロジェクトもご紹介しています。この活動は、子育てで少し大変だなぁとか、もっといい方法ないかな?と悩みがちなところのヒントをわかりやすくお伝えするものです。保護者の方に、ちょっとした工夫を提案し楽しく親子がコミュニケーションをとることが出来ることを目的にしています。

我々はこれらの活動を今後佐久以外の地域にも広げていければと願っています。引き続き皆様のご理解ならびにご協力をお願い申し上げます。

教えて!ドクター 制作チーム

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