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脳の健康状態を知り維持する「ニューロトラック」

シニア

「ニューロトラック」について

こんにちは。
ヘルスケアアプリを紹介する「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」です。

59回目の本日は、昨日の「easiit」に引き続いての認知機能に関するヘルスケアのアプリケーションのご紹介となります。
ただし、最初に申し上げておきますが、本アプリは「SOMPOひまわり生命・SOMPO笑顔倶楽部のお客さまのみ」ご利用いただけます。
悪しからずご了承ください。
SOMPOひまわり生命とニューロトラックが業務提携をされており、契約者さま対象に提供されているようです。

認知症は現状、認知機能を回復する治療薬というのはありません。
進行を遅らせたり、認知機能低下することによって起こる症状を緩和する薬剤はありますが、根治的治療が難しいのが現状です。

しかし、生活習慣の改善が将来的に脳の健康維持に役立つことが明らかになっており、このヘルスケアのアプリケーションがお役に立てるかもしれません。
ニューロトラックは脳の健康状態をチェックしながら脳力を高めていくための、臨床的に実証されている認知機能テストと早期介入プログラムです。

それではアプリケーションの機能を見る前に、認知機能テストと早期介入プログラムについて見てみましょう。

ニューロトラック認知機能テストの科学的基盤

視線解析によって、認知機能の状態を知ることができます

ニューロトラックの神経科学者、神経心理学者とエンジニアのチームは、視線解析技術を基盤に、臨床的に実証されている認知機能テストを開発しました。
長期にわたり定期的に行うこのテストによって、認知機能の変化を早期に察知することができます。

ニューロトラックの技術は、ニューロトラックの共同創設者で著名な神経科学者であるスチュアート・ゾラ博士の画期的なアルツハイマー病に関する臨床研究を基盤にしています。
スマートフォンなどのカメラを使って眼球の動きを追跡することで、認知機能の現在の状態と将来の機能低下の可能性について重要な情報を取得することができます。

ニューロトラックのテストで分かること

ニューロトラックの認知機能テストでは、認知機能に関係する脳内のさまざまな領域の能力を評価して、その結果を認知機能の全体的な評価情報として提供します。

ニューロトラックのテストで分かること

ニューロトラックの認知機能テストでは、認知機能に関係する脳内のさまざまな領域の能力を評価して、その結果を認知機能の全体的な評価情報として提供します。

脳ケアプログラムの背後にある科学FINGER 研究

FINGER 研究 (フィンガー)研究は認知機能低下のリスクがある1,200人の成人を対象に複数年にわたり実施された研究です。「FINGER」とは「認知機能の障害と不全を予防するフィンランドの高齢者介入研究」の英語の頭文字の略称です。 
この画期的な研究は、従来の考えとは一線を画し、たとえ認知機能低下の恐れがある人であっても的確にターゲットを絞った介入が長期的に認知機能にプラスの効果を与えることができるという、強力な科学的エビデンスを提供します。 

FINGER 研究は世界規模で実施されており、複数の国で臨床試験臨床試験が行われています。FINGER 研究の世界的ネットワーク [World Wide FINGERS] の詳細は、こちらをご覧ください。

ニューロトラック 脳ケア プログラム

この脳ケア プログラムは、FINGER 研究で脳に効果があると証明された、生活習慣の複数領域への介入がモデルとなっています。認知機能の改善に影響を与えていると考えられている 6 つの生活習慣の領域をプログラム化しました。臨床科学に基づくアドバイスやお薦めの行動を、この 6 つの領域の中から、一人ひとりのニーズに基づき、カスタマイズしてお届けします。

ニューロトラックが 1 年間にわたり実施した脳ケア プログラムのパイロット研究 (第Ⅰ相試験)では、認知機能障害のリスクがある高齢者について認知機能の改善、うつ病の緩和、不安感の軽減が確認されました。

ニューロトラックは臨床研究へ継続して投資を行っており、2019 年には認知症医療プログラムに関する第Ⅱ相無作為化臨床試験の実施に際して、米国立衛生研究所 (NIH) 傘下の米国立老化研究所から 330 万ドルの助成金を受けています。

認知症に治療法はありません。ですが、リスクを減らすことならできます。

現在、アルツハイマー病をはじめとする認知症に関連する疾患の治療法はありません。過去 20 年、146 件のアルツハイマー病薬が臨床試験で失敗し、4 件のみが承認されました1

これまでにFDA (米国食品医薬品局)が承認したアルツハイマー薬は症状の一部を治療するだけで2、ほとんどの場合は時間の経過と共にその効果が薄れていきます。どの薬も病気の進行を遅らせたり止めたりすることはできません。 

私たちにできること、それは最新の脳神経科学を活用することです。ニューロトラックは最新の脳神経科学の研究に投資してその成果を最大活用することで、誰もがストレスなく日常生活に取り入れて実行できる、総合的な脳ケア プログラムを開発・提供しています。

1. Stone, G. (2018). Researching Alzheimer’s medicines: Setbacks and stepping stones. Retrieved from Alzheimer’s Disease International website: https://www.alz.co.uk/sites/de…

2. Mayo Clinic. (2019, April 19). Alzheimer’s: Drugs help manage symptoms. Retrieved from https://www.mayoclinic.org/dis…

「ニューロトラック」の主な機能(公式サイトから引用)

ニューロトラック 脳ケアは、認知機能の状態を知り、脳の健康状態を維持、将来の認知機能の低下リスクを軽減することを支援するプログラムです。

ニューロトラック脳ケアは、神経科学者、神経心理学者、技術者のチームにより開発され、実証実験に基づき検証された内容で構成されており、脳の健康を維持したいと願う人々を強力に支援するプログラムです。

スマホひとつあれば、科学に裏付けされたプログラムを気軽に受けることができます。

まずは、ご自身の認知機能の状態を「知る」ことから始めませんか?

「ニューロトラック脳ケア」でできること:

**テスト**

現時点の認知機能及び生活習慣の状態をチェックします。
早期にベースライン=自分の基準値を把握することが認知機能の変化を早く気づくために大切です。

**経過観察**

継続的な定点観測により、自分の認知機能の状態をご自身で観察し続けることができます。
それにより、脳の健康を維持、また変化に早めに気づくことができます。

**脳ケアプログラム**

科学的に裏付けされたアドバイスにより、認知機能に影響するとされている、6つの領域にわたり、生活習慣の改善の支援をします。
テスト結果に応じて、各々に適した改善領域を推奨し、目標を一つに絞り着実に継続することを支援します。

ご存知ですか?
− 認知機能の低下は、日常生活に支障をきたすような、実際の症状が現れ始める15〜20年も前から、始まっています。
− 認知機能の低下には生活習慣が大きく影響しています。

現時点において、認知機能の低下を治療するための特効薬はないため、認知機能を維持するためには症状が現れ始める前の予防段階で取り組み始めることが非常に重要です。

さらには、軽度認知障害(MCI)の段階になっても早期に発見をして、適切な対応をすることで進行予防や回復することも分かってきています。

もっと詳細をご覧になりたい方はこちらにアクセスください。
https://neurotrack.com/jp

ご不明点、不具合、ご要望などがございましたら以下メールアドレス宛にお問い合わせください。
support.jp@neurotrack.com

**ニューロトラック脳ケアのご利用に際しての注意**
本プログラムは、認知症や軽度認知障害(MCI)との診断を受ける前の方々を対象としています。また、医療専門家のアドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。本プログラムにおけるテスト結果に関わらず、認知機能の低下を感じる場合には、専門の医師に相談して疾病の有無等について診断を受けることをお勧めします。

ニューロトラック 脳ケアの特長

臨床研究で検証済み

認知機能テストは厳密な科学的研究に裏付けられています。

ウェブとモバイルデバイスで利用可能

自宅または病院から遠隔でテストを実施できます。

十分なデータに基づく判定

複合的なデータを収集することで、脳の健康状態を長期にわたって把握できます。

使いやすい

UX リサーチに基づき、使いやすいデザインを追求しています。

HIPAA準拠

安全基準を満たすセキュリティーシステムで、お客様のプライバシーを守ります。

Appstore:3.5(33件) ※2021年5月現在
スマートフォン、タブレット対応

「Neurotrack Technologies, Inc.」について

ニューロトラック社は、2012年設立のシリコンバレー発のスタートアップ企業です。
ユーザーの皆さまが自らの認知機能をチェックして向上を図るとともに、その健全性を継続的にモニタリングするための、さまざまなツールとテクノロジーを提供するプラットフォーム (基盤) を開発・構築しています。

CEO のエリー・キャプランおよびスチュアート・ゾラ博士、エリザベス・バッファロー博士、セシリア・マンサナレス博士をはじめとする一線級の脳神経科学者と研究者が共同で設立しました。

スマホの画面を約5分間見つめることにより、独自アルゴリズム/AIが眼球運動を分析し、脳の健康状態や認知機能の状態把握に役立つツールを開発しました。

所在地:米国カリフォルニア州レッドウッド 

代表者:Co-Founder and CEO Elli Kaplan

設立:2012年

コメント

  1. […] 「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」でもこれまで認知症に関するアプリケーションといえばエーザイさんの「Easiit」や「ニューロトラック」など様々なデジタルヘルスのアプリケーションがありますが、こちらはResearchKitのアプリケーションなので開発側が疾患の調査を目的としているアプリとなりますので、他のアプリと組み合わせて使って頂いても良いかもしれません。 […]

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