世界中でポケモンを見つけよう「ポケモンGO」

メンタルヘルス

「ポケモンGO」とは

こんにちは。
健康アプリを紹介する「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」です。

本ブログもついに150回目を迎えました。
普段ご覧いただいている皆様、応援して頂いてる皆様、ありがとうございます!
これからも少しずつではありますが、デジタルヘルスのアプリケーションをまとめて参ります。
引き続きご愛読、宜しくお願い致します。

さて、150回目は大物アプリの紹介と宣言しておりましたが、今回は「ポケモンGO」を紹介させて頂きたいと思います。

ポケモンGOといえば、言わずと知れたスマートフォンの位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台としてプレイするゲームのことです。

ポケモンGOを立ち上げると、AR(Augmented Reality:拡張現実)で造られたフィールドマップ上にトレーナーと呼ばれる主人公として現れます。ポケモンGOは屋外を歩き回って遊ぶのが基本で、実際に歩き回るとゲーム上でトレーナーも移動をし始めます。

現れたふしぎな生き物「ポケットモンスター」略して「ポケモン」を捕まえて育てたり、ポケモンのタマゴを孵化したり、他のトレーナーとポケモンを交換したり出来ます。

たくさん歩いて、様々な種類のポケモンを見つけ出し、捕まえましょう!

ポケモンGOの遊び方ガイドではありませんので、攻略法など詳しくは別のサイトでご覧いただければと思います。
本サイトでは、ポケモンGOとヘルスケアについて見ていきますが、まずはポケモンGOを支えるそのテクノロジーについて見てみましょう。

「ポケモンGO」を創り出した技術

では、現実世界でGOさせている技術についてみてみましょう。
ゲームのキャラクターと現実世界の物体を統一するために、少なくとも3つの技術を独特の方法でつなげました。

グローバル・ポジショニング・システム(GPS)

地球を周回する24機の衛星と連動させたこのシステムは、GPS搭載のスマートフォン内の受信機を使うことでトレーナーの場所を正確に示します。
プレー中はトレーナーの場所を正確に追跡し、捕まえられるポケモンがトレーナーの近くにいるのかもこの情報を使用しています。

app augmented reality game gps
Photo by Pixabay on Pexels.com

『Ingress(イングレス)』の地理データベース

『Ingress(イングレス)』とはポケモンGOを創りだしたナイアンテック社がポケモンGO以前に開発した別のゲームのことですが、『Ingress(イングレス)』もポータルという特別な場所を軸にして展開するゲームであり、ポータルという世界中のあらゆる町や都市のほとんどの歴史的建造物の地理データベースを創り上げたことによるものです。
もっとも人気だったポータルの場所、つまり一番プレーヤーたちが使っていた場所がポケモンジムになり、人気がない場所がポケストップになったのです。

brown and blue world map
Photo by cottonbro on Pexels.com

AR(Augmented Reality:拡張現実)で造られたフィールドマップ

ポケモンGOの開発者たちはゲームプレイと現実世界を統合するための方法を編み出しました。
プレー中にスマートフォンのカメラが起動させるとプレーヤーの周囲の場所を解析し画面の中に見える周囲にポケモンの画像を映し出します。
前後ではなく、少し横へ動くぐらいなら、ゲームコンピューターは補正するので、トレーナーの周囲内の同じ場所にポケモンが表示され続けます。
これはまるでポケモンが現実に存在しているようであり、スマートフォンがポケモンたちが住む魔法の国へとつながる扉なようです。

位置追尾、データ解析、拡張現実は、現実の世界でポケモンの後を追いかけさせてくれるスペシャルコンビネーションなのです。

photo of woman wearing turtleneck top
Photo by Ali Pazani on Pexels.com

それでは、ここからはポケモンGOとヘルスケアに関して見ていきましょう。

ポケモンGOとヘルスケア

Withコロナの現在、直近のような緊急事態宣言やまん延防止等重点措置での不要不急の外出防止こそなくなりましたが、ソーシャルディスタンスやテレワークの推奨などで、コロナ以前よりも外出の機会は減ったかと思います。
意識して散歩に出かけなかれば、1日1回も外に出ない人もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、散歩といってもただただ歩くだけよりもちょっとでも楽しみがあった方がたくさん歩きますし、長続きするというもの。
そんな時、ポケモンGOはおすすめです。

ポケモンは同じ場所でも、朝しか現れないものや天気によっても現れたり現れなかったりと、時間や天気が違うと現れる種類に変化があり、又いつもと異なるルートを通れば出会うポケモンが変わったりします。
季節の移り変わりで出現するポケモンが入れ替わったりもするため、外出するのが面倒くさくなっても、ポケモン収集したくなってウォーキングを続けるきっかけとなっているようです。
誰かと戦ったりスコアを競い合うゲームではないので、自分のペースで楽しめるのも良いですね。

ポケモンは身近なお店や公園だけでなく、全国全世界の観光地に出現します。
渡航制限がなくなったら、海外でもポケモンを集めたいですね。

いつでも冒険モード

iOS端末の「Apple Healthcare」、Androidの「Google Fit」という標準的なフィットネスアプリと連携して「いつでも冒険モード」という機能が使えます。
例えばApple Healthcareでは、iPhoneの電源が入っていれば内蔵ジャイロセンサーで歩数を、GPSで移動距離を計測し、記録しているため、ポケモンGOがそのデータを参照すれば距離が加算できます。
レベル5以上のトレーナー全員に機能が解放されています(レベル5まではチュートリアルなので、実質全員です)。
アプリを起動していなくても距離がカウントされるため、これまでよりもかなり早くタマゴを孵化できるというものです。

又、毎週月曜日のAM9時ごろには「フィットネスリポート」と報酬(リワード)が届きます。
1週間で歩いた距離が5km、25km、50kmを超えるとそれぞれに設定されている報酬が加算されていきます。
モンスターボールなどのアイテムが大量に画面を埋める勢いで出てくるのが嬉しいですね。

なお、たくさん歩くと飛躍するインセンティブは、これまでのフィットネスアプリでは難しかった、歩くためのモチベーションを飛躍的に向上させるシステムとなったようです。

ポケモンGOに関する医学論文

【Journal of Medical Internet Research】Step Counts of Middle-Aged and Elderly Adults for 10 Months Before and After the Release of Pokémon GO in Yokohama, Japan

東京大学大学院工学系研究科の樋野公宏准教授らが2016年のゲーム「ポケモンGO」発売前後の中高年の歩数を調べたところ、ポケモンGOで遊ぶ人はそうでない人に比べ、最大の月で1日平均583歩も多く歩いていたことが分かった。

調査は、横浜市が開く「よこはまウォーキングポイント事業」の参加者に無作為で送付したアンケートに回答した40歳以上。ポケモンGO発売直前の2016年6月、発売後の2016年8月から2017年3月、2017年5月段階のゲーム利用者46人(平均年齢56.6歳)と非利用者184人(平均年齢57.3歳)の歩数を比較した。

 それによると、発売前の2016年6月には利用者、非利用者とも1日平均の歩数が8,000歩台で大きな差が見られなかったが、非利用者が8月以降、7,000~8,000歩台で推移し、冬季に入ると歩数が減少する傾向が見られたのに対し、利用者は8,000~1万歩の間で推移し、冬になっても歩数に低下傾向が見られなかった。

 1日平均の歩数の差は2016年12月で583歩に達したのをはじめ、2016年9月を除くすべての月で利用者の方がよく歩いていた。
研究グループはこうしたデータが地方自治体の健康づくり施策立案や新たなゲームアプリの開発に大いに役立つとみており、引き続き横浜市と協力し、都市部での歩行促進に向けた研究を進めるとの事です。

Augmented Reality Games as a New Class of Physical Activity Interventions? The Impact of Pokémon Go Use and Gaming Intensity on Physical Activity.(新しい種類の身体活動介入としての拡張現実ゲーム。ポケモンGO使用とゲーム強度が身体活動に及ぼす影響。)

ポケモンGOリリース前後における1日の歩行距離の変化を調査しておりますが、Healthcareアプリを使用している医学生65名中24名(36.9%)の医学生が、積極的にポケモンGOをプレイしていたとのこと。
ポケモンGOプレイヤーは、非プレイヤーと比較して、ゲーム開始から3日目、4日目、5日目、6日目に、それぞれ平均1.5、1.2、0.9、0.6km多く歩いていた(P < 0.05)との事です。
又、最初の1週間以降は、身体活動の違いは検出されず、ゲームの強度が高いほど、ゲーム発売から50日後の歩行距離が以前に比べて増加することと関連していた(P < 0.001)との事です。

ポケモンGOがうつを緩和!?

つい先日2022年4月11日、とても興味深い研究結果が海外で発表されました。
『ポケモンGO』が、「軽度のうつ病や抑うつ状態(Depression)を緩和するのではないか」という内容です。
海外メディアThe Gamerなどが伝えており、この数日で注目を集めております。

「ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)」の助教Aaron Cheng氏を中心とする研究者たちによる論文です。

「Googleの検索ワード」でメンタルヘルスの問題にまつわるワードを選出し、「depression(うつ病/抑うつ)」「stress(ストレス)」「anxiety(不安)」「fatigue(倦怠感)」などのGoogle検索ワードの傾向から人々のネガティブな状況を分析する「Google悲惨指数(Google Misery Index)」を指標とし、英語圏の12ヶ国における166地域に分割して適用し、それぞれの地域における、2016年の『ポケモンGO』リリース前後の、検索ワード傾向を検討しております。

その結果として、『ポケモンGO』がリリースされた直後の地域では、Google悲惨指数が有意に低下となったようです。
つまり、この結果は精神的に健康な人々が増加したことを示唆するデータが得られたということです。
『ポケモンGO』を遊ぶ人が増えたのか(?)、一部の人々の抑うつ状態が緩和されたとも考えられます。
また一方で、他のゲームのリリース直後で、同様の効果は見られなかったとの示唆も得られているようです。

本研究では、いくつかの推論を提示しております。

  1. 「体を動かすことがメンタルヘルス改善に寄与している可能性」
  2. 「ほかのプレイヤーとの直接交流により、ストレスや不安が緩和されている可能性」
  3. 「屋外に出て自然に触れることにより、うつ病/抑うつ状態が緩和される可能性」

『ポケモンGO』に限らず位置情報ゲームはその性質上、歩行などの身体的動作を伴いやすく、身体活動による精神衛生上の利点は多くの研究で論じられており、説得力もあります。
又、外出や直接交流を促す位置情報ゲームならではのシステムが、メンタルヘルスに有益に作用しているのではないかとの見解です。

あくまでも「軽度のうつ病や抑うつ状態」に限った推論ではありますが、「位置情報ゲームが外出を促し、気晴らしになる」とあれば、「楽しく遊ぶだけで精神的に健康になるゲーム」などが多くの人々のメンタルヘルスを支えることになるかもしれないですね。

ゲーミフィケーションによるデジタルヘルスのアプリケーションが人々の心を満たしてくれる日はそう遠くないかもしれません。

住友生命Vitality × ポケモンGO

運動や健康診断など健康への取り組みに応じて保険料が変わる住友生命の「Vitality」が、歩いて冒険を楽しむゲーム『ポケモン GO』とコラボ。
いつものように『ポケモン GO』をしながら歩き回ることで、ポイントが獲得できる仕組み。
獲得ポイントに応じて保険料が変動します。

「健幸都市」加西を目指した歩くまちづくり

兵庫県加西市ではポケストップやジムを掲載したウォーキングマップを作成されております。
ポケストップやジムがどこにあるのかを明示した『Pokémon GO』公認の地図を、観光スポットや地域のみどころを掲載したもので、加西市役所及び加西市健康福祉会館で配布しています。

  • 外に出るきっかけとなり、歩くことによる健康づくりの推進が期待できます。
  • 『Pokémon GO』ユーザーマップであることから、市外の『Pokémon GO』ユーザーに対しても加西市観光を発信、誘客できます。
  • プレイヤーがこのマップを活用することにより、これまでポケストップやジムだけを目標としていた周遊形態を観光スポットや地域の見どころ等への立ち寄り型に誘導することができます。
  • プレイヤーがゲームに参加しながら、地域の歴史や人との出会い等その土地ならではの魅力に触れることができます。

『Pokémon GO』がスポーツ庁の『Sport in Life』の認定第1号に

TOKYO 2020大会の際の話題となりますが、スポーツ庁が2019年7月1日に発表した『Sport in Life』プロジェクトでポケモンGOが第1号で認定されました。
同プロジェクトは、生活スタイルの一部としてスポーツを取り入れることを奨励するもので、このプロジェクトに沿っている取り組みにロゴマークが付与されます。
『Pokémon GO』が多くの方々に楽しく歩くきっかけを提供している点がプロジェクトの趣旨に合致したため、認定されたようです。

消費者庁及び総務省からの注意喚起

健康に関して、企業や行政と様々な取り組みが行われておりますが、一方で遊び方に関する注意喚起も出ております。十分に注意して遊びましょう。

それでは、ポケモンGOの機能を見てい来たいと思いますが、最新情報は是非Twitterなどでもご確認下さい。

「ポケモンGO」について(公式HPから引用)

『Pokémon GO』にオンラインバトルが登場!「GOバトルリーグ」に参加しよう。

世界中のトレーナーたちと一緒に探検してポケモンを探しましょう。世界のゲーム業界に革命をもたらした『Pokémon GO』は、合計で10億回以上ダウンロードされ、「The Game Developers Choice Awards」の「Best Mobile Game」や「TechCrunch」の「Best App of the Year」といった数々の賞に輝いています。

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ポケモンの世界を冒険:いつでもどこでもポケモンを探そう!

ポケモンをゲットして「ポケモン図鑑」を完成させよう!

相棒のポケモンと一緒に旅をして、ポケモンを育ててリワードを手に入れよう!

「ジムバトル」で火花を散らしたり――

他のトレーナーと協力して、強力なポケモンが登場する「レイドバトル」に挑戦しよう!

今こそ冒険の時間です!『Pokémon GO』の世界へ旅立ちましょう!

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「いつでも冒険モード」は、ヘルスアプリとの連動を許可すると、アプリを閉じている時でも歩いた距離を記録できます。

■Pokémon GO対応環境:

※このアプリは無料でプレイできますが、ゲーム内での課金も可能です。スマートフォン向けに最適化されています。
※正確な位置情報を取得するため、安定した通信環境でプレイしてください。
※GPS非搭載の端末や、Wi-Fi回線のみで接続している端末の動作は保証しておりません。
※今後のアップデートに際し、対応環境や対応端末が変更になる場合があります。
※2019年7月11日時点での情報となります。
※iOSバージョン9以降がインストールされているiPhone® 5s / SE / 6 / 6s / 6 Plus / 6s Plus / 7 / 7 Plus / 8 / 8 Plus / Xデバイスと互換性があります。
※iPod touch第5世代以前、iPhone5c以前の端末は非対応です。
※App Storeの互換性情報ではなく、Pokémon GO公式サイト記載の動作環境をご確認ください。
※タブレット端末での動作は保証しておりません。
※すべての端末での動作を保証するわけではありません。
※バックグラウンドでのGPS機能の継続的な使用はバッテリーを大きく消耗する場合があります。

Appstore:3.4(17万件) ※2022年4月現在
スマートフォン、タブレット対応

「NIANTIC」について

会社名:Niantic, Inc

CEO:ジョン・ハンケ

所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州

設立:2015年8月

■日本法人

代表取締役社長:村井 説人

所在地:東京都港区

資本金:300万円

ミッション

歩いて冒険しよう

Niantic のミッションは、最先端の技術を使って現実の世界における人々の体験をより豊かにすること。Nianticは、発見や運動、人々とのかかわりのきっかけになるような製品を生み出します。世界をゲームに変えることで、プレイヤーたちが外に出かけ、家の近くや遠くの新しい場所を訪れ、世界を新しい観点から眺め、友だちや家族と一緒に地球全体に広がるゲームをプレーするようになることを楽しみにしています。

世界で唯一の地球規模の AR プラットフォーム

AR 界のリーダー

Niantic は、現在と未来の AR ハードウェア世代に向けて、世界で唯一の地球規模の AR プラットフォームを構築しています。 

現実の世界を舞台にできる Niantic のゲームプラットフォームには、膨大な数の利用者をサポートできることがすでに証明されているステート情報の共有とユーザーインタラクションをサポートできる拡張性の高いエンジンや、マッピング、セキュリティ、AR 性能の新たなスタンダードをつくるクライアントプラットフォームが備わっています。 

Niantic は、機械学習やコンピュータビジョンのよう技術を利用し、AR の潜在能力をフルに実現するための課題を克服するために努力を続けています。

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