「cocoromi」とは
こんにちは。
健康アプリを紹介する「デジタルヘルスのアプリケーションをひたすら紹介するブログ」です。
今回は代表者自身の経験をもとに作られたアプリケーションのご紹介です。
新しいサービスを産み出す際、今目の前に見えている課題を解決するだけではなかなか人々の満足を得ることが出来ません。
よほど新しい技術を開発すれば話は別ですが、そう簡単に新しい技術は開発できません。
本サービスを開発した角田夕香里さんは、1,500名のコミュニティーサイトから女性の真のお困りごとを見つめ直し、患者様のインサイトを深く探求し、本サービスを形作った模様です。
cocoromiの主な機能(公式サイトより引用)
■治療ログ機能
通院のスケジュールの入力や、通院日の診療内容を細かく記録する事ができる治療ログ機能(googleカレンダー連携可能)。
■治療サマリ表示
入力した治療内容について、周期ごとに薬の種類やモルモン値の変化、採卵や移植データをまとめた治療サマリを表示。
■不妊治療の統計/同質データ表示
年齢、治療費、治療期間、卵巣刺激法や採卵、移植の回数、胚盤胞評価分布、女性疾患や男性疾患の陽性率などの不妊治療に関する治療データが閲覧可能。
※統計データ…過去に不妊治療で成功した人の治療の統計データ
※同質データ…上記から、年齢、AMH、保有疾患(男女)等の情報から同質と定義された人の治療の同質データ
■トークルーム
ギモンだらけの不妊治療。
患者同士で治療方法や医療機関等の情報交換や質問をシェアしていく場のトークルーム。もう1人で抱え込むのはやめて仲間に共有していきましょう。
■病院検索
お近くの不妊治療が可能な医療機関をお探しいただけます。様々な条件指定も可能で、あなたにあった医療機関を探してみましょう。
■「パーソナルデータ」機能をリリース
cocoromiでは、リリース当初よりサービスをご利用いただいているユーザー様からのアンケートでご要望の多かった、採卵周期や移植周期で飲んでいるお薬のデータを追加したパーソナルデータ閲覧で機能を追加しました。体外受精に成功した過去の治療データから自分の治療を振り返り、今後の治療計画の参考にしていただく事ができます。
- 年齢、AMH、疾患などから同質性の高い過去の成功データを抽出
- あなたに近しいご夫婦3組の体外受精や顕微授精のパーソナルデータ(お薬、卵巣刺激法など)を掲載
- パーソナルデータは検索の度にランダムに3組を表示
■その他リニューアル情報
cocoromiでは、これまでも⾃分と似た⼈の体外受精の成功データを提供してきましたが、さらに、卵⼦の受精率、受精卵の培養結果について詳細なデータ分析ができるよう機能を改善しました。
- 採卵した卵子と精子が受精した受精卵の数の平均値および比率
- 受精卵を培養した結果、初期胚と胚盤胞のそれぞれの凍結数の平均値とその比率
- 採卵や移植回数の分布図
また、今後も皆様の治療の参考になるようなデータ項目を順次追加予定です。
【cocoromiを使って不妊治療がどう変わった?】
ユーザーさんへのアンケート結果をご紹介!
自分と似た人の治療を参考に。
「自分に合った治療って?」
病院ごとに異なる治療方法と治療費。これまでは何を参考に治療方法を選択していいか分からなかったけど、同質データを判断材料に考えるようになりました。
パートナーと話すきっかけに
「感情的にならず話せた」
女性に負担が偏りがちな不妊治療。cocoromiのデータを読み解くという目的で、パートナーと冷静に話し合う機会が持て、パートナーの意識も少しずつ変わった気がします。
疑問を抱え込まないように
「1人じゃないと思えた」
不妊治療をしていると、1つ1つが疑問。治療のちょっと先輩たちに、疑問や悩みをトークルームで打ち明ける事でどうしようもない孤独感が少し和らぎました。
Appstore:3.3(3件)※2021年5月現在
スマートフォン、PC対応
「vivola株式会社」について
人生100年時代と言われ、女性の社会進出、晩婚、晩産化が進む現代、ライフスタイルやキャリアの在り方には変化が起きつつあります。
しかし、寿命が延びていても女性の出産適齢期は大きく変化しておらず、医学的な妊娠、出産のベストタイミングは、現代の感覚とずれが生じてきています。
当社は人生100年時代のライフステージの捉え方を見直し、女性医療を支えるAIサービスを提供してまいります。
所在地:東京都渋谷区
代表取締役:角田夕香里
設立:2000年5月1日
事業内容:インターネットコンテンツの企画、開発、運営
【代表メッセージ】
cocoromiは、私自身が不妊治療患者として、SNSでデータを収集し患者同士でデータ共有していた事から始まったサービスです。
1500名の患者コミュニティで「どこが理解しづらいのか」、「何が知りたいデータなのか」、「どんな機能があると嬉しいか」などの意見を交わし、現在のサービスに辿り着きました。
自身が納得して前に進みたいと考えるご夫婦に寄り添うサービスを目指し、今後も患者の皆様との意見交換をさせていただきながら、サービスの改善に努めてまいります。
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